プロジェクトマネージャー(以下PM)のchakiです。
「制約の中だけで考えるのなら、
Goodpatchじゃなくてもいいじゃないですか。」
あるプロジェクトの話を、PM仲間から聞いたときのこと。
その言葉を聞いて、私は少し考え込んだ。
あれ?本当にそうなんだっけ。
制約の中でハイパフォーマンスに価値を出すのが、
本来求められている「仕事」なんじゃないの?
そんなことを考えながら、
PMとデザイナーが見ている景色の違いについて整理してみた。
同じプロジェクトでも、見ている景色は違う
同じプロジェクトでも、見ているものは少し違う。
デザイナーは言う。
「もう少し体験を良くできそう」
「この表現の方が印象に残る」
「まだ可能性を狭めるべきじゃない」
一方でPMは、こう考えている。
その変更は本当に間に合うのか。
誰が責任を持つのか。
このまま進めて、納品できるのか。
デザイナーは、可能性を広げている。
PMは、その可能性を現実にするための条件を見ている。
同じプロジェクトの話をしているのに、
頭の中で起きていることは少し違う。
デザイナーとPMは、見ているものが違う

デザイナーが見ているのは、体験の可能性。
どうすればもっと面白くなるか。
どうすれば人の心をつかめるか。
どうすればワクワクする体験になるか。
一方でPMが見ているのは、
プロジェクトが動き続けるための条件だ。
期日までに何を作るのか。
どこまで作れるのか。
どこにリスクがあるのか。
誰がどこまで責任を持つのか。
プロジェクトは、いろいろな前提の上で成り立っている。
その前提がずれると、プロジェクトは簡単に止まる。
だからPMは、条件とリスクを見続けている。
その瞬間、会話は少しズレる
デザイナーは言う。
発想の自由を妨げてますよね
PMは思う。
でも、このままだと納品できない
同じ方向を向いているはずなのに、
会話は少しだけズレる。
でも、このズレは問題じゃない
このズレは、問題ではない。
むしろ必要なものだと思っている。
可能性がなければ、良い体験は生まれない。
でも、現実にできなければ、それは届かない。
だからPMは、広げられた可能性を前提に、
どこまでやるのかを決めていく。
リスクを見極め、条件を整理し、
必要であればB案やC案も用意する。
プロジェクトを止めないために。
価値をみるデザイナーと、制約を見るPM

価値をつくるために、制約そのものを動かせないか考える(デザイナー)
そうはいっても、その制約の中で成立させなければならない(プロジェクトマネージャー)
どちらが正しいかではなく、どこから考え始めるかが違う。
プロジェクトマネージャーの視点では、
時間も、お金も、条件もある。
その中で、どこまでやるのか。
どこを守って、どこを削るのか。
何を諦めてでも、何を優先するのか。
そうした判断を重ねながら、
現実にできる形に落としていく。
そして時には、
納品できない方が悪だと判断する場面もある
どんなに良いアイデアでも、
形にならなければ意味がない。
これは「デザインとビジネス」の話じゃない
これは、デザインとビジネスの話ではない。
デザインとプロジェクトの話だ。
デザイナーは可能性を広げる。
PMは、その可能性を前に進める。
どんなに良いアイデアでも、
納品できなければ価値にはならない。
だから私は、最後に責任を持って、
プロジェクトをやりきる側でありたい。
それが、PMの仕事だと思っている。

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